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モニターと印刷物の色の違い

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2017.10.26

「モニタと印刷物の色の違い」についてお話しします。

パソコンやTVのモニタと印刷物では、色の表現方法に違いがあることをご存知でしょうか?
モニタはレッド=R(赤)、グリーン=G(緑)、ブルー=B(青)という通称RGBと呼ばれる光の3原色で表示します。
この3原色を混合すると白色になるため、加色混合や加法混色と呼びます。

印刷では上記のRGBで表現するのではなく、色の3原色といわれるシアン=C(藍)、マゼンタ=M(紅)、イエロー=Y(黄)を使用します。
このCMYの3色を混合すると黒くなるため、減色混合や減法混色と呼びます。
しかし、3色を重ねてもなかなか深みのある黒が再現できないことや、文字がほとんど黒一色であることなどから、ブラック=K(黒)※1を加えて再現するので、CMYKがカラー印刷の4原色と呼ばれています。

※1:ブラックは「Black」の「B」とすると「Blue」と混同するので「K」と表現します。また、ブラックは日本の印刷業界では「墨(スミ)」と呼ばれています。

上の左図のように、CMYを掛け合わせても完全な黒にはならず、少し赤茶色の黒になってしまいます。文字は墨文字で印刷されることが多く、CMYの掛け合わせた色で印刷すると文字の輪郭のシャープさが無くなるので、墨版だけの文字で印刷するほうが読みやすくなります。また、写真などもCMYの三色ではバランスが悪く、印刷時のインキの加減ですぐに色が変わってしまいます。

加色混合(RGB)と減色混合(CMYK)の違いは、スポットライト絵の具を想像していただければ分かりやすいかと思います。
スポットライトは全てのスポットライトが一点に集中すると、白色になります。光の混色は、混ぜるほど色は明るくなり、鮮やかさが増していきます。
しかし、絵の具は混ぜれば混ぜるほど色は濁り、黒に近づいていきます。
よって、RGBとCMYは、全く逆の考え方だと言えます。

左の□の色で表したように、RGBでは鮮やかな色で作っていても、CMYKに置き換えると、濁った色になってしまいます。

CMYKは、RGBに比べて色の再現できる領域が狭いため、RGBをCMYKで表現しようとすると、濁りがでてしまうのです。
下線部を表したものが以下のようなグラフになります。

この色の落差を、確認しないまま印刷してしまうと、「色が違う!!」ということになってしまいます。
「じゃあRGBで印刷したらいいのでは?」と言う考えも、そもそも紙に「色」をのせている時点で、「光」ではないので出来ないことになります。

色の世界は本当に奥が深いので、一回では説明することができません。今回は、「色」には2種類の表現方法がある ということをお話しでした。

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